第46回日本高血圧学会総会
会長 野出 孝一
(佐賀大学医学部長)
この度、第46回日本高血圧学会総会を2024年10月12日(土)~14日(月祝)の3日間、福岡国際会議場(福岡市博多区)にて開催させていただくことになりました。この度の開催につきまして、関係者一同大変光栄に思っております。
福岡での日本高血圧学会総会の開催は、2010年の第33回今泉 勉先生(久留米大)以来、久々の開催でございます。近年の総会では、2022年に伊藤 裕先生(慶應大)が国際高血圧学会との同時開催により、コロナ禍にもかかわらず世界中から京都へ多くの研究者らが集い、日本高血圧学会に対する国際的な注目が集まることとなりました。また、本年は楽木宏実先生(大阪大)がコロナ禍を終えた対面形式にて大阪で大盛況の上、実施されました。この過去2年はいずれも日本高血圧学会理事長が総会の会長として開催されており、現理事長を拝命しております私も身の引き締まる思いでございます。
さて、第46回日本高血圧学会総会では、従来の学会企画に加え、非会員である行政・癌・デジタル領域の研究者や医療者を含め様々な職種の方に幅広く参加していただく学会を目指しております。そのためにも若手会員を中心に学会全体を挙げて斬新なプログラムを企画しており、質の高い幅広い学術的知見を発信することで、参加者全員がそれぞれの「高血圧学のみらい」を想像/創造できることを期待しております。また、高血圧みらい医療計画の厚労事業、Onco-hypertension, Digital-hypertension等の新学術領域、先進的基礎研究、高血圧ゼロのまちづくり等の新領域における事業・研究活動の報告等を通じ、日本高血圧学会のプリゼンスをさらに高めると同時に、皆様と共に「NEO-HYPERTENSION―社会と協奏する新高血圧学―」を作り上げてまいりたいと考えております。
皆様と高血圧学の未来を共に考え高めていくための有意義な学会となりますよう、鋭意準備を進めております。是非多くの皆様に福岡の地へご参集いただけますことを、心よりお願い申しあげます。